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2023年の振り返りまとめ

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気づけばもう1年が経ってしまったので、来年2024年に向けて今年なにやったかを振り返っていきたいと思う。

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業務の話

短くない2年目という経歴

あっという間に社歴・エンジニア歴が2年目に入ってしまった。

開発チームでの大きな出来事としては、今年度初めに同じチームで社内でもメインを張っており、同世代ながら尊敬していてロールモデルの一人にしていた人が抜けてしまったことであった。 一方、新しい人もどんどんチームにジョインする中で、オンボーディングなり開発なりでチーム内でそれなりにメインを張らないといけないような立場に否応なくなっていった1年であった。

特にエンジニア歴としては全然なので、まだまだ新米ムーブをしていきたい気持ちもあったが、一方でもともと凝り性な性分でもあるので、こうした方がいいよねという場面では、日々の開発方針・実装内容やリリースフローなど、同じチーム内であったり、場合によってはそこまでかかわりのない他チームに関しても(といっても開発全体に関わる内容なので無関係ではない)意見を表明する場面が後半はまあまああったと思う。

そのせいもあってか、年1回の社内イベントでこだわりに関連する項目でノミネートされたりした。

まだまだ自分の力不足は感じてさらなる向上を目指していきながらも、少なくても転職する前にこの歳で未経験からエンジニア転職してやっていけるのだろうか・・・という不安があったのだが、それなりに順応できたのかなと思っている。

インボイス対応の開発

今年の業務の目玉はなんといってもインボイス対応だった。

2023年4月からプロジェクトが始まり (遅い) 、11月まで対応していたので、今年はほぼこれがメインであった。 どうやら、これまでのサービス開発の経歴のなかでも、いまだかつてないほどの大規模・複雑・納期厳守の案件(他社のブログとか見てもそのような印象)で、初期の開発からリリース~運用まで含めた開発経験ができたのは、結果としてエンジニアとしてとてもいい経験だったと思う。(ただ、リリース前まではだいぶ辛かった・・・。)

開発始めにあたり、そもそも最初インボイス制度・消費税とはなにかといった背景情報から理解をするように努めて、ネットの文献や国税庁ホームページなどの一次情報などから調べていったのは、開発を進めるにあたって良かったと思うし、消費税制度に対する理解も深まった。 (後ほど、当該記事を見つけて、やっぱりそこから入るよねと思ったりした。)

この辺は、エンジニアとして日々公式リファレンスやドキュメントを読んだり、前職でも一次情報の規格原文を読む癖をしっかりつけていたことが活きたなと思った。

開発中にあたっては、経理・PdM・PM内で固まった仕様素案に対して、実装しながら仕様案で疑問があるところは適宜PdM等と相談していきながら開発を進めていった。この辺、日ごろの開発からBiz側と直接やり取りして、エンジニアも仕様面で意見を出し合える今の環境がとてもいいと思っている。 内容によっては仕様案の意図が呑み込めない場合、PM・PdMを飛ばして自分が直接経理の人に話を聞きにいったり(こっちの質問にしっかり対応してくれて感謝)と、仕様の意図をビジネスレベルで呑み込むようにしたりしてた。

結果的には、大きなバグなどはなく納期通りにリリースができている状況で、あまり自分を褒めたくはないが、この案件はよく頑張ったなとちょっと褒めたい。

特に、自分だけ10月法制度施行後の後追い対応を任され、それが9月までに開発してきた内容よりもさらに難しく、かつ、Biz側は10月までの開発内容に注力していたせいか、仕様面もしっかり定まっていなかった点もありながら、DBのスキーマ検討から実装まで進めて完遂できたのはとてもよかった。(この時期の実装方針が頭の中で固まってくるまでが一番大変だった。)

プロジェクト自体は大きな問題なく完了はできたのだが、一方反省点もたくさんあって、個人としてはもちろん、会社としてもこの経験を次に活かせるようにしたい。(別途反省点はまとめたい。)

業務以外の話

開発環境の整備

今年はtmux及びdotfiles整備の魅力に目覚めてしまって、業務以外で書いたコードはほぼdotfilesなどローカル開発環境の整備ばっかりだった気がする。

そもそもどうしてこの辺が好きなのかと遡ってみると、エンジニアとは無縁だった学生時代のときから毎週PC関連雑誌を立ち読みして、掲載されている便利そうなフリーソフトを試してみて、PC環境をカスタマイズする(コードは一切書いていない)ことをよくしていて、その辺と感覚が近いからだなあと思ったりした。

技術書読む

今年は、途中インボイス開発などで読む暇がなかったくらい心の余裕・精神がすり減っていた場面もあったけど、技術書を興味の赴くままにいくつか読めたと思う。

技術書は、ただ一読しただけでは自分の中で消化できないことが多く、本の内容を自分なりに構造化して文章としてまとめたり、頭の中で咀嚼しないと身に入らないと思っているので、以下流し見はしたが読解途中のものが多々ある。

せっかくなので、読解した感想なのも今後簡単でいいので書いていけたらいいなと思う。

以下今年主に読んだ本

悩み

インプット量 >>> アウトプット量

よく挙げられるアウトプットの利点は理解をしつつも、まだまだインプット欲が強いこともあってどうしてもインプットに偏りがちでアウトプットがほぼないなと思った。

別に悪いことではないとは思うが、一方、第三者から自分を見た際には、エンジニア歴1年ちょいの新米でしかなく、最近は特に具体的なアウトプットもなくて自分を評価する際の参考となるものがなにもない状況だなと思った。

作りたいものが見つかってない

自分の中ではコンテンツ・サービス享受側のままで居座り続けるのではなく、できればアイデア出しから含めてなにかしら成果物を供給する側になりたいという思いがずっとある。

そもそも社会人になってからエンジニアリングをし始めた理由のひとつに、自分が飽き性かつこだわりが強めなこともあって、日々の身の回りにあるコンテンツにどこかしらの物足りなさを感じる場面が多々あり、なにかしたら自分も成果物を生み出す側になりたいなという思いが少し芽生えたのがきっかけだったりする。(休日が怠惰な内容で過ごしてしまったと感じる機会がとても多かったのもあり、どうせなら休日にエンジニアリング勉強してみるかと思い立ったのもあるのだが。)

そのため、エンジニアリングの学習は楽しくて技術の仕組みを知っていくのが面白いのだが、学習で終わるのでなくなにかしらサービスなどを作りたいと思いつつも、最近はアイデアがあまりなくてちょっと焦燥感があり、その辺の学習との折り合いに少し迷っている。(学習に時間を割くか、サービスのネタを探すのに時間を割くか。)

エンジニアリングかプロダクトか

上と少し似ているが、エンジニアリングはそれ自体が面白く自己目的化しやすい(これ自体は悪いとは思っていない)が、最終的にはエンジニアリングを通してどんなことを成すかに興味の軸足がある。

なので、将来的にはサービス・事業をどう発展させていくかを考えていきたいという思いがありつつも、今はエンジニアリングが楽しくてどうしても目先の内容に目線が向きがちになっていて、そこの折り合いをちょっと悩んでいる。

年齢

色々と上記書きながら思ったのが、結局、年齢に対するこれまでの実績に焦りが内心あると思った。

自分は社会人になってからエンジニアリングを始めて異業種の転職をしたこともあって、どうしても他の人よりスタートが遅く、ネット上では自分より年齢が若く、エンジニア歴も長くて、かつ大きなことを成している人を見ると、他人と比べてもしょうがないと理解はしつつも、たまに打ちのめされる思いがちょっとあるのが正直な本音だ。

ただ、焦ってもしょうがないことは分かっているので、今ここで書くことでこの思いは成仏させることにする。

総括と2024年の抱負

2023年は職場内でも個人的には大きな出来事があって自分の立場や視野が変わった年であって、インボイス開発という大きなプロジェクトもあったりしたけど、それなりに頑張ったかなと思う。インボイス開発がメインであり、今現在走っているプロジェクトもリアーキテクチャな内容で、それはそれで楽しいながらも、来年はもっとサービス・事業を伸ばすような開発に携われたらなと思う。

2024年は雑多な内容でも構わないので気になっている内容や最近やったことなどを少しずつ形に残るようにアウトプットしていきたい。

今は以下興味があるので引き続き学んでいきたい。

悩みを色々と書いてしまったが引き続きのめり込むぐらいにエンジニアリングもプロダクトも妥協せずこだわっていきたいと思う。

今年の振り返りを真面目に書いたら、今まで文章化していなかったせいもありだいぶ長文になってしまった。次回以降は簡潔に書ければと思う。

2023/12/30 追記:また、プライベート関連では以下をやりたい。